あなたの「好物キャンドル」は?
もうすぐお彼岸ということで、新聞に「好物キャンドル」の記事が載っていた。
故人の好物をかたどったろうそくのことだ。
お団子、いちご大福、大トロ、ウニなどのおすし・・・カップ酒やコーヒーもあるとのことだ。
今年は、甘いものが好きだった父のために何か買ってみようか・・・
そこで、わが家の年中行事の四国への墓参りについて書きます。
父が亡くなってから毎年のように行くようになった。
もう、10年前になる。
地元の同じ宗派のお寺でお葬式からずっとお世話になっている。
しかし、本当の菩提寺とお墓は四国にある。
始めは納骨などで往復で15~16時間という強行軍だった。
約1年間は転職やその失敗で行かれなかった。
今の仕事に就いてからは毎年行っている。
再就職が叶った3月にお礼も兼ねて基本は本家の当主(この表現でいいのか?)である兄と妻と息子の4人で、このメンバーが多少そろわないときもあるが毎年行っている。
妻と息子の3人の時も妻が不参加で兄と息子の3人の時も、兄と二人きりのときのあった。
道筋は、山口県の柳井港からフェリーで四国に上陸したり、しまなみ海道をずっと運転していたこともあった。
最近は、九州を経由して大分からフェリーで四国に上陸する。
ある年、疲れ切って帰宅したときに、妻がポツリと言った。
「大回りしてして九州から行った方が近いんじゃない?」
「また、思い付きでいい加減なことを。大回りして近いわけが・・・」
時間的には早く着く!
(ネットで調べるとまさにそうだった)
突然に予期せぬ活躍をする息子は、この妻からの遺伝子を受け継いでいるんだろう。
それ以来、九州経由で大分から四国に渡る。
途中の山口県で兄をピックアップしていくから色々と好都合だった。
途中の食事も大分には大盛り(兄が大好物)の美味しいお店も多いような気がする。
本来の目的もあるが、そのための旅の工程も楽しみとなった。
この道筋が、良いことづくめだった。
兄と合流する前の1泊は山口県に宿泊する。
わが家にとっては子どもが学年が上がる前に1年間をリセットする区切りの旅でもある。
今年は行くことができない。
私には妻や息子のように思いがけないこと(わが家だけの奇跡)を起こす力はないようだ。
まだ椎間板ヘルニアは健在だ。
右足親指の麻痺も痺れも坐骨神経痛の症状も改善はしているが、長距離の旅行に出かけられるほどではない。
息子の夏休みには何とかならないだろうかと思っている。
切に願っている。
それにしても、私の「好物キャンドル」となるとやはりカップヌードルになるんだろうか・・・