習字の文字は「旅立ちの時」だった。
朝から修羅場だった。
普段は、何事もマイペースな妻と息子。
なぜか、今朝は険悪なムードだ。
息子は、半泣きで朝の支度をする。
妻は、私にも「今日は腹が立って、腹が立って仕方ない」と話しかけるなオーラを出す。
いつもしている見送りもしない。
仕方なく、私が「気にするなよ。下級生が怖がるから笑顔で!」と送り出した。
集団登校の臨時リーダーの日だ。(本当のリーダがインフルエンザのため)
よくよく話を聞くと、原因はきのうの朝トイレに行った息子がパンツをはかずに、嫌がる妻に面白がってフリ〇〇で走り回ったことにある。
「きのうだけでなくいつもいつも、何度叱っても同じことをする!」とお冠だ。
ちょっと笑いそうにもなったが、妻の真剣な顔を見て踏みとどまった。
体調も良くないのかも・・・
恐る恐る、「でも、その時にもっと強く言うとか、何も朝一番に、これから学校というときに言うことではないのでは・・・」と言ってみた。
すると、前々から「言おう」「言おう」と思っていた。今言わないとまた、先送りになるとのことだ。
ちょっと、ブログに書くには重たい内容ですいません。
でも、その後「もう中学生になるのだから」と言いながら妻が、落ちていた息子の習字を拾い上げるた。
書かれていたのは、
「旅立ちの時」
という文字。
それが自分で面白かったのか、やっと妻の機嫌が直る。
そして、それは自分たち夫婦も同じで、中学生の親として息子との関係が変わっていく・変えていかなくてはならないという意見で一致した。
やっと、いつもの通りに戻った妻と、妻はトーストで私は納豆・卵かけご飯の朝食をすませた。
「雨降って地固まる」
といきたい。
言葉にできない気持ちをわかってほしい 思春期の男の子が親に求めていること
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