勝因は、勝てる!と力んでしまったY君と土砂降りの雨の中で「早く帰りたい」と平常心?の息子とのメンタルの差だったようだ。
またまた親バカ記事です。
6年生の市の陸上大会のことです。
こんなアホ息子。
先週の土曜日にサッカーの練習から戻った息子が、
「今日はオレの〇〇小学校の校庭で練習があった。
いつもは、歩いて25分のところを8分で駆け抜けた!
『う〇こ』で遅くなったのに、間に合った!
オレって、すごい!」
とツッコミどころ満載なことを興奮気味に言う。
なぜ自転車で行かなかったのか?
(通学路であるが、休みの日は自転車OKだ)
なぜいつも出掛ける前にトイレに行くのか?
(不思議だ?)
なぜわかっているのにトイレの時間を考えて準備しない?
(ギリギリの行動は妻そっくりだ)
色々浮かんだが、満面のどや顔を見ていると、
「おぅ、すごいなぁ・・・」
としか言えなくなった。
こんなアホな息子だが、ときに「奇跡」としか思えない活躍をして私たち夫婦を驚かせてきた。
その後、 いい気になった「親バカ親父」と「アホ息子」は、市の陸連の陸上教室に通い始める。
そして、5年生の10月に市の陸連が主催する大会に出場することにした。
出場した100メートル走は5年生・6年生の合同で行われるが、5年生では1番なんだから6年生がいても決勝には行くことができるだろうと高をくくっていた。
結果は惨敗の11位。
鼻っ柱をへし折られた。
まぁ、6年生には敵わない、5年生では1番なんだから・・・
8位に5年生のY君がいる!
Y君といえば、6月の市の大会では4位か5位だった・・・
ショックのあまり、息子は、陸上教室を5年生でやめてしまった。
(もともと、早く成長期を迎えて背の高さや足の長さのアドバンテージで勝ったようなものを勘違いしていただけなのだが)
迎えた、6年生の6月の市の陸上大会。
もともと、努力とか毎日コツコツとかが苦手な息子である。
10月の惨敗以来、全く練習のしていないうえにやる気も失っていた。
私も息子の英検4級合格のために集中していて、もう陸上大会は過去の(素晴らしい)出来事でしかなかった。
それでも、6年生でも100m走と400mリレーの選手に選ばれて大会に臨んだ。
予選は2位通過だった。
あいにくの雨の中で、Y君がただひとり13秒台で走り、息子以下3名が14秒台で、もはや、誰が2位で誰が3位かという争いになっていた。
決勝はさらに雨脚が激しくなる中、
息子は、中盤でトップに躍り出るとそのまま1位で・・・
Y君はスタートで出遅れたが、
しかし、その後猛烈な追い上げをみせて、ゴール直前で息子に追いつき・・・
そのままふたりが同時にゴールテープを切った!
いつの時代にもライバルがいる。
100mは、息子が0.04秒差で勝った。
400mリレーはY君のチームが1位だった。
勝因は、勝てる!と力んでしまったY君と土砂降りの雨の中で「早く帰りたい」と平常心?の息子とのメンタルの差だったようだ。
ライバル対決を制して予選からの逆転勝利。
期待していなかっただけに、去年同様に鼻の奥がツーンと来た。
ともあれ、息子は中学では陸上部に入ると決めている。
もう、こんなに感動させてもらうこともないだろうが、応援していきたい。
Y君とのライバル対決も続いていくのだろう。
写真もビデオもあるが、どうしても文章でも残したいと思いました。
毎度の親バカ記事でごめんなさい。