スタートで3位、中盤でトップに抜け出すとそのまま1位でゴールを駆け抜けた!
以前、運動オンチの息子が、サッカーも公式試合でまさかの活躍をした記事を書いた。
それまでも、私たち夫婦にとっては、奇跡としか言いようのないことをしでかして驚かせてきた。
それは、5年生の市の陸上大会でのこと。
運動オンチの息子は、その通りに走るのも遅かった。
保育園の運動会で初めての徒競走では、他の子がスタートして、ゴールする寸前でやっとスタートして、場内の失笑を買った。
一人っ子の彼は、兄弟にもまれることもなく、元々の性格のあるのか、競争意識は育たなかった。
その後の運動会も、1年生の時に、徒競走の練習でもビリ、予行練習でもビリ、本番もやる気が出ない様子だった。
仕方なく、もしもビリでなければ、その頃にハマっていた3DSのゲームソフトを買ってやると約束した。
結果は、4人中2位!
「二人抜いたからソフトも2つにして!」と言われて、その通りにした。
その後は、2年生で同時2位で、じゃんけんで負けて3位。
3年生で2位。
4年生は、あいにくの雨が幸いしたのかまさかの1位。しかしこれは、タイム順の組み分けなので、運が良かっただけだ。
ビリではないが、下から数えるほうが早い。
そして、5年生の陸上大会。
私の住む市では5年生と6年生の全児童が集まり陸上大会が行われている。
新学期が始まると、100m走や幅跳び、高跳び、ボール投げなど放課後に練習が始まる。
息子は4年生から背が伸び始めて5年生で156㎝くらいになっていた。
そのせいか信じられないような報告が、
「幅跳びで2位、高跳びは1位でボール投げも2位だった。100m走も・・・どの競技に選ばれるかわからない。」
(これは、息子の小学校だけのことで、市全体ではこの5倍くらいの児童がいます)
そして、陸上大会の当日。
期待していなかった私は、夜勤入りのため予選を見た妻からもしも決勝に行くことがあれば観に行く決めていた。
「すごいことになった!全体の5位くらいで決勝に行く!」
妻から興奮した連絡を受けた私は「えっえっえっ、まさかまさか」と決勝の舞台へと向かった。
スタートで3位、中盤でトップに抜け出すとそのまま1位でゴールを駆け抜けた!
降りてはいけないところに降りて写真を撮った。声をかけた。(関係者の方に申し訳なく思います)
その後の400mリレーもアンカーとしてトップでゴールテープを切った。
その瞬間、場内の歓声を一身に浴びた。
帰りの車では涙が止まらなかった。
まさか、まさか、あの、保育園の運動会で失笑を買った息子が・・・
後でわかったのだが、妻がいつもの調子で間違えていただけで予選も1位通過だった。
今、写真を見てもビデオを見ても他の子より頭一つ抜けている。中学生の体格だ。
早い成長期がもたらした幸運でもあった。
その証拠に、その後息子は、運動のできる人とみなされたが、相変わらず球技などはヘタクソでガッカリされるのがツライとこぼしていた。
またまた、親バカ記事でごめんなさい。