マラソンでいえば、最後の競技場に戻る前の勝負所なのかもしれない。
中学を卒業して入門後に、左ひざの大けがに苦しみ、「次に同じけがをすると日常生活に関わる」と医師から告げられ第二の人生を考えたとのこと。
相撲協会が連携する通信制高校に通い、朝は稽古、授業のある日は昼間学校へ、幕下以下は個室がないので、相撲部屋の事務室を借りて独学で公務員試験の勉強をしたそうだ。
市教育委員会事務局への出向が決まり、研修を経て働き始める。
希望通りに予定通りに生きていける人はほんの一握りだろう。
天職で働いていると感じている人は幸せだと思う。
錣山親方の「(学費は)面倒を見るから絶対両立しなさい。相撲も頑張れ、勉強も頑張れ。」という言葉にも背中を押されたという。
本人の努力ももちろん、運にも恵まれていたということか。
さっそく、朝からゲームとPCでユーチューブ、タブレットも点けている息子に記事を紹介した。
常に夢・目標を持って努力すること、真摯に自分の人生を考えることで道は開けることを伝えたかった。
当然、自分自身にも跳ね返ってくる。
残りの仕事人生も「健康状態が」とか「年齢が」とか言い訳にしておろそかにしてはいけない。
マラソンでいえば、最後の競技場に戻る前の勝負所なのかもしれない。
今日も、近所の桜とつつじのきれいな公園にウオーキングに行ってきた。
もう桜は満開に近い。季節も動いている。
椎間板ヘルニアの回復具合は桜には負けているが、心機一転の挑戦も上手くいかなかったけれど、いつまでも凹んでばかりいられない。
明日の夜勤明けには、かかりつけ医に睡眠についての相談に行ってみようかと思う。