椎間板ヘルニアで闘病中

椎間板ヘルニアのため休職した男の闘病の記録

ビートたけしの「フランス座」という小説を読んだ。

思わせぶりに「挑戦」のことを書いて、色々と反響をいただき、ありがとうございます。色々な偶然が重なり、一度は諦めた挑戦だったのですが・・・

 

とりあえず、結果待ちとなっています。来週には、詳細を報告します。

 

ある挑戦をしていて、後は結果待ちだけど心が落ち着かず、ブログも見る気にならず、でも眠れないまま本を読んだ。

 

 

 

ビートたけしの「フランス座」という小説を読んだ。

 

大学を中退してから漫才ブーム前までの自伝的な内容。

 

読んでいる最中にいつも、「浅草キッド」が聞こえているような感覚だった。

 

浅草キッド」を純文学風な私小説にしましたというような小説。

 

漫才ブームで世に出る前の逸話も満載で、ビートたけし版「火花」というところか。

 

一気読みだった。

 

もう知っているはずのネタ元のエピソードも1人称形式の語り口調の文章で読むと、新鮮で文学作品として読めた。

 

大学を除籍になっいると思っていたらお母さんが学費を払い続けていた(有名な逸話)ことも、知っているのに、小説として読むとジーンときた。

 

芸人としてもだんだんと破天荒になっていく(その意味で成長といえる?)物語としても読める。

 

ジャズ喫茶で文学・哲学を語るのに、最初に買ったのが「次郎物語」からのスタートと作中にも出てくる。

 

後に芸人としてだけでなくタレント、司会者、俳優、映画監督、アーティストとなっていくビートたけしの助走期間を描いているわけだが、意外にも初めは強い気持ちで自分で自分の人生を切り開いたというカンジではない。

 

翻って、私の場合はどうだっただろう?

 

選ぶとか、流される以前の問題だった。

 

1人で、生きていくということが分かっていなかった。

 

自立しても、大学時代は仕送りで、貧乏でもロクにバイトもせず暮らしていた。

 

親から本当は、もっと色々な教えをうけたはずなのに「人なみに」「ヒトと同じように」していればいいというような言葉しか覚えていない。

 

何とか卒業して、就職はした。

 

しかし、目標も持たず、目指すところがないから行き当たりばったりで楽な方へ流された。

 

流される以前の問題で、1人で生きていく力が育っていなかった。

 

息子には、私と同じ後悔はしてほしくない。

 

息子にもススメてみよう。

 

小学校の卒業式も終わり春休みに入り、今日はサッカーの卒団式だった。

 

来週でスイミングも終了する。

 

午後8時以降のアウトメディアは続けて行くので、おススメ本をリストアップしなくては。

 

最近は、高野和明の「13階段」や近藤史恵の「サクリファイス」を読んでいた。

 

妻に叱られるので、自分の趣味以外で、小説以外で選ぼう。

 

フランス座

フランス座

 

 

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)

 

 

13階段 (講談社文庫)

13階段 (講談社文庫)

 

 

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