究極の原因は「生きていること」!?
やっぱり、そうか!とため息が出た。
一種の「予行練習」だったんだ。
何のことかというと、きょうが「世界対がんデー」というので新聞で特集がされていて、その中の坂本龍一さんのインタビュー記事のことだ。
40代からは健康オタクで、気を使っていた。
私は3種類のサプリを飲み、有酸素運動や筋トレをほぼ毎日していた。
・・・同じだ!
「治療をやめさせてくれ」と大泣きした。
私は、神経根ブロック注射で悲鳴を病院中に響かせた。
その後は、注射は断り保存療法(要するに何もしない)に徹した。
・・・似ている!
手当たり次第に本やネットで勉強した。
・・・全く同じだ!
死は意識しなかったけれども病気との向き合い方やなんやかんやで(がんの方には失礼かもしれませんが)まるで予行練習のようだったと思う。
がんは、データでは(CMでも流れているが)、生涯のうち2人に1人がかかるそうだ。
きっと、今回ジタバタしたので、少しだけ覚悟ができるだろう。見えない何かが未来の私に警鐘を鳴らしたのだろう。
さらに、インタビュー記事に興味深い内容があった。
がんの原因を追求していくと原因はあまりにも無数にあり、その様々な原因を経験した時間が長いほど罹患する確率が高まる。
つまり、究極の原因は、
「生きていること」になる。
と諦観したそうだ。
もしも、いや、たぶん将来にがんになるだろう。
そのときは、今回よりもジタバタするだろう。
でも、今回の病気療養を思い出して、ほんの少しだけでも余裕を持てたらと思う。
予行練習はさせてもらったのだから…
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